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期ズレ、売上計上を次期にずらす-誤った節税対策

  1. 期ズレとは?
  2. 継続性が大切

期ズレとは?

商売を始めると、「売上」を上げるのが大変重要になってきます。「売上」を上げないと、経費を払うことができないからです。自分やスタッフのお給料も払えません。

しかし、少しうまくいき出すと、安易に考え出すのが「売上」です。

勿論、契約を取ったり、販売したりすることに、妥協は無いでしょう。ここで、指摘したいのは、「儲かると、売上の計上を次期にずらす」という、いわゆる“期ズレ”をいとも簡単に選択してしまうことなのです。

「期ズレって何?」

あなたは、そうお聞きになるかもしれませんね。

“期ズレ”とは、本来は、当期の売上に計上しなければならない「売上」を、操作して、翌期に回すことなのです。

つまり、その分当期の売上は少なくなり、利益も圧縮でき、税金も減少できるということです。

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継続性が大切

「そんなことができるの?問題ないのなら、やればいいんじゃない?」

いえ、そうは簡単にいかないのです。なぜなら、会社の好き勝手に期ズレを許すと、税金を減らすことになるのです。次の図を見てください。

売上は、どの時点で計上するのかは、「出荷」、「到着」、「検収」のいずれでも良いのです。

ですから、出荷時点で計上することで通すのであれば、問題ないのですが、次のように、出荷の後、到着の前に期末が来てしまうと、処理を考えないといけないのです。

出荷時点で、売上を計上していても、

「相手に到着した時点で売上の計上にしてしまえ」

と思った場合、それはそれで良いです。別に違法ではありません。

問題は、毎期〃〃、それをコロコロと変えてはいけないということなのです。

設立当初は、出荷時点で売上を計上していました。当期は、利益が出すぎるので、到着時で売上を計上することに変更しました。来期は、利益が足りないので、「また、出荷時点の計上に戻すか」

これは、認められません。なぜなら、会計や税務には、「継続性」が求められるからです。

常識的に考えても「継続性」が必要なのはおわかりいただけますね。

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