合同会社(LLC)とは?
LLCとは?
新会社法により、新しく『合同会社(LLC)』という形態の会社をつくれることになりました。
アメリカのLLCをモデルとしたもので、主な特徴は、人を基本とした『人的会社』でありながら、『有限責任』であるという点です。また、合同会社の内部組織や利益配当などは、定款で自由に定めることができます。
ワンポイント!
信用出資や労務出資は認められておらず、株式会社同様、財産のみの出資しか認められていません。
LLCの形態が合っているのはこんな場合
『人』が重視される研究開発、産学連携などに適しています。また、株式会社より設立が簡単なことから、会社の類型にこだわらずに、法人化のニーズがある人にも適しているといえます。
たとえば、取引口座の開設には法人であることが必要、というようなケースがあります。インターネットモールなどの出店も、法人のほうが審査に通りやすいという場合も、まずは合同会社を設立するというのも考えられます。
定款自治の範囲が広いので、株式会社のような類型的な利益配分や機関設計をしたくないようなケースも合同会社が適しているといえます。
法人も社員になれるので、企業同士の共同事業にもいいかもしれません。合同会社で事業運営後、事業拡大したら株式会社へ組織変更することもできます。
一方、多くの人から出資を募る必要がある場合は、合同会社は向きません
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