事業融資資金調達サポート 〜行政書士赤沼法務事務所〜

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リスケジュールの基礎知識

  1. リスケジュールとは?
  2. リスケジュールの種類
  3. 申請のタイミング
  4. リスケと同時に資産処分経費削減
  5. リスケに必要な書類等の準備
  6. リスケの交渉

リスケジュールとは?

リスケジュール(リスケ)とは、返済が困難になった時に、金融機関に借入条件の変更(減額)をすることです。

リスケをすると、当然銀行の格付けは下がり、銀行のプロパー融資はもちろん、保証協会付きの融資など、その後の新規融資は困難になるであろうと言われています。

しかし、最近、銀行との交渉を繰り返す中で、リスケしても正常に返済ができるようになるまで回復できれば、新規融資も十分に得ることが出来ると感じています。
リスケではなく償却、つまりサービサーに債権を譲渡するようなケースになると以後の付き合いは難しいといえますが、リスケの場合は、立派な商行為の中の条件変更ですので、そこまでの重症は負いません。

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リスケの種類

<借換>

複数の長期借入金を一本化し、返済額減少をねらうもの。

<返済額の繰延>

返済金額の一部または全部の削減、据置等。 借換よりもさらに難易度が高い。

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リスケジュール申請のタイミング

リスケはもちろん安易にするべきではないですが、返済に窮して、高利で調達して返済するくらいなら早急にリスケ交渉に入り、資金繰りの改善、及び売上向上の対策をとるべきだと思っています。
ですから、リスケは、最終手段とはとらえずに、その企業の状態を見て、積極的に取り組んだ方がよいケースも多いといえます。

では、どのようなタイミングでリスケを決断すればよいのでしょうか。

<業況が急激に悪化した場合>

 予期してなかった急激な業況の悪化がそのまま尾をひくような場合

<業況の緩やかな下降がとまらない場合>

 ずるずる下降していき、この先回復の兆しが見えない場合

<返済可能額の10倍以上の返済がある場合>

 1年間で、返済可能額の10倍以上の返済をしている場合は早急にリスケを申請しましょう。

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リスケジュールと同時にやっていきたいこと

これらのことは、リスケの前にやるべきことと言われ勝ちですが、しかし、時間がかかるケースが多く、これらをやっているうちに資金繰りがショートしてしまい、リスケをしても時すでに遅しという状況になりかねないです。ですから、まず、リスケを行い、以下のことについて検討していくことをオススメします。

<資産の処分>

資産がある場合は、まずはそれらの処分を考えてみましょう。手元に残しておきたいと思っても、それらがあると金融機関はリスケの交渉に応じてくれないかもしれません。

<経費の削減>

まずは、役員報酬のカットを行い、次に人件費の引き下げなどをしてみましょう。

<売掛金の回収強化>

支払われていない売掛金があれば、まずはそれを回収しましょう。

<支払い条件の見直し>

利息計算で説明した振出日から支払期日までの期間のことを、手形サイトといいます。手形を受け取った方としては、手形サイトが長いほどひっかかりのリスクがありますし、逆に手形を振り出した方としては、手形サイトが長いほど資金繰りが楽になります。

この手形サイトを変更するなどして資金繰りが楽にできないか検討してみましょう。

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リスケジュールに必要な書類等の準備

<事業計画書の作成>

リスケをしたことにより、業況が回復していくと思われるような事業計画書を作ります。これがないとリスケをしても意味がないと判断されてしまいます。

<資金繰り表の作成>

リスケ前とリスケ後の資金繰り表を作成します。

<返済可能額の把握>

これなら、返していけるという根拠がないと、事業計画、資金繰り表を作っても無意味です。

返済可能額とは、減価償却費+当期利益です。

この合計額に、リスケ後の年間返済額がおさまるようにしましょう。

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リスケジュールの交渉

事業計画書、資金繰り表をもとに交渉していくことになります。

交渉相手は、担当者、融資担当役席、渉外担当役席、支店長のいずれかですが、最終的には、支店長が判断します。

また、複数の金融機関へリスケ申請する場合は、それぞれの金融機関を同時並行で交渉していきましょう。

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