紹介予定派遣とは?
1.紹介予定派遣とは?
「労働者派遣のうち、派遣元事業主が労働者派遣の開始前または開始後に、派遣労働者および派遣先について、許可を受けまたは届出をして職業紹介(派遣労働者・派遣先の間の雇用関係の成立の斡旋)をおこない、または、行うことを予定してするものです」 (労働者派遣法第2条第6号) です。
すなわち、派遣就業後に派遣先に職業紹介する事を予定してする労働者派遣を言います。
具体的には、まずは労働者を派遣先に派遣します。そして、派遣期間が終了した後に、派遣した労働者を派遣先に紹介します。
派遣先にとっては、とりあえず派遣という形態で派遣されてきた労働者の労働力を一定期間試し、これを気に入った場合には改めて派遣期間終了後に雇用するというように雇用上のリスクを回避するというメリットがあります。 また、派遣元にとっては、スキルの高いスタッフを派遣終了後に派遣先企業に無償で引き抜かれてしまうかもしれないというリスクを、人材紹介業でチャンスに変えることができます。
紹介予定派遣を行おうとする場合は、
- 派遣就業開始前または派遣就業期間中の求人条件の明示
- 派遣期間中の求人求職の意志の確認および採用内定
- 派遣就業開始前の面接、履歴書の送付等派遣先が派遣労働者を特定すること
が必要になります。
2.紹介予定派遣を行うための許認可について
紹介予定派遣を行うためには、一般労働者派遣事業及び職業紹介事業の両方の許可が必要になります。また、兼業することになりますので、運営上の要件も満たさなければなりません。
>> 有料職業紹介事業許可申請
>> 運営上の兼業要件
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